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2009年9月23日 (水)

09/09/19-21南ア   甲斐駒ケ岳Aフランケ赤蜘蛛

 甲斐駒ヶ岳のダイヤモンドAフランケ赤蜘蛛ルートは、数年前、尊敬する渋谷先輩からいいルートだと聞いて登りたいと思っていた。今回登るにあたって、裏六甲の烏帽子岩で人工登攀の練習や小川山、瑞浪屏風山の花崗岩でクラック、スラブの練習をした。連休中日は混雑すると考え、三連休のつもりで18日深夜に出発する。2本ルート登る予定だったが、赤蜘蛛ルートで苦戦して21日は下山のみにした。

メンバー  水本、林

ルート   ダイヤモンドAフランケ赤蜘蛛ルート(9ピッチ)

天候    19日くもり時々晴れ 20日晴れ 21日晴れ時々くもり 

交通    大野~白鳥IC~伊那IC~仙流荘(4時間強)

入山    北沢峠(南アルプス林道バス1300円)

メモ    お風呂;仙流荘600円、食べ物;伊那名物ローメン大盛800円、馬か丼550円、    伊那インター降りてから仙流荘までに、コンビニ、ガスト、マック、ガソリンスタンドあり。

使用ギア  シューズ(Mad Rockフェニックス)、ヘルメット、ハーネス、カラビナ13程度、シュリンゲ長短10程度、ヌンチャク10、カム(BD C4 0.4~2番「内0.5,0.75番2セット」)、アブミ1組、フィフィ長短2

結果 

ベース(8合目岩小屋)まで、5時間半コースなので水も荷揚げした結果、水本25~30kg、林15~20kgの荷物量となってしまった。P9190219 P9190224

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                                                     アプローチ: 19日にフィックスロープまで下見しておいたので、20日当日暗闇の中4時に出発したが歩くことができ、5時半に取りつき着。

1ピッチ目20mA1(水本リード): 連休なので混雑すると考えていたが、誰もいない中6時半登攀開始。人工登攀から始まりまず20mくらい登る。ここで、なんかルートがおかしいと感じる。カンテを超え右にボルトラダーが続く。「あれ、人工登攀いやに長いな」。ぶつぶつ言いながら、登ったり降りたりしてルート眺める。結局、40m登って支点まで行くと上に小ハングが、、、「ルート間違えた。白稜会コースや」。このまま白稜会ルート登るか迷ったが、結局ギア回収しながら懸垂下降して取付きに戻った。取付きまで順調だったので、慎重さを欠いた。再度赤蜘蛛ルートに取り付い時8時半を過ぎていた。1ピッチ目は最初のピンが情報にある通り非常に遠い。手前にカムかませてアブミに乗りやっと届いた。人工登攀のみのピッチになる。終了にテラスあり、難しくなかった。

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                                                        2ピッチ目30mⅤ(水本リード):フリーで登る核心ピッチ。レイバックやジャミング使い休みながらもなんとかフリーで終了まで。途中レイバックしてる時、足滑らせヒヤリ。登りきって、奮闘と緊張と暑さからのどがカラカラになる。天気がいいのは喜ばしいが、暑すぎる。  カム数個使用。

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P92002483ピッチ目20mⅣ、A1(林リード):人工登攀は苦手だとトップに行きたがらないが、やらせるとうまい。本気モードになかなかならない怠けタイプだが、本気になると強い(笑)。切った処もルート図より10mほど上で、ロープの流れを考えるとここの方が良い。

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4ピッチ目30mⅣ、A1(水本リード):体が少し重く感じ始めた。終了点を探しながら登る。難しくないが、時間がかかっていたと思う。とにかくのどが渇く。栄養ドリンク180mlの他、水を忘れ林さんに時々もらうはめに。大テラスで休憩の際、時計見て驚く。「13時半じゃないか!」。時間切れ敗退も考える。P9200251

                              

                                

                                 

                                

                                   

                                      

                                                            5ピッチ目30mⅣ、A0(林リード):ロープが20mしか伸びてないのに、終了コール。もう少し上見てきてと声かける。この上は6ピッチ目のルートだと返事がくる。だがなかなかビレー解除の声がかからない。今日敗退して明日再度登るか迷ったが、このまま進むことにした。

6ピッチ目30mA1(水本リード):赤蜘蛛ルートの核心。オール人工登攀だが、途中カムを使ってのアブミかけかえになる。同じ作業の繰り返しで集中力がなくなってくる。疲れを感じる。あと5ピンかけかえで終了のところで、カラビナがなくなってしまった。一段下の終了点に戻りピッチを切る。初めてのアブミビレーとなる。フィフィをセットしてぶら下がっているので、足は痛くないが、長時間いたので、腹筋が痛くなった。

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                                      7ピッチ目30mⅣ、A1(林リード):林7ピッチ目に入る。まだまだ元気な様子だ。とっても頼もしく感じた。ボルトラダーに沿ってドンドン高度を稼いでいく。25mくらい登ったところでロープが伸びなくなる。終了点に着いたかな。が、待てども待てどもビレー解除の声がかからない。どうなっているか声をかけると、もうすぐ終了点だという。しかしロープ動かず 時間だけが過ぎていく。「ビレー解除!」の声が聞こえてきた頃には暗くなり始めた。アブミにぶら下がっていた時間が長かったのと寒さでコチコチになってた体で登り始める。7ピッチ終了点のテラスに着いた時、もう真っ暗でヘッドライトを使わないと何も見えない。林さんは甲府の夜景がきれいだと連発。

P9200258_2                                                                                

                         

                                

                                                           

                                               

8ピッチ目30mⅣ~A1、9ピッチ目80mⅡ~Ⅲ(水本、林交互リード):ヘッドライト頼りにルートを探しながら、進む。暗闇でルート分からず、登攀終了したのは22時を過ぎていた。テントに着いて、二人ともまず水を ガバ飲みした。そして二人で完登の握手 をする。

21日:  昨夜0時半就寝となり、朝はゆっくりすることに。早朝4時に目が覚める。次々とクライマーが岩小屋を通り過ぎていく。ガイドクライミングらしき人が岩小屋の前でハーネスやヘルメットを装着し出した。ガイドする時毎回ここで準備してるのだろう。赤蜘蛛同人の井上さんを始め、多くのクライマーがここ岩小屋で寝泊まりしてただろうことを思うと感無量である。 帰りは甲斐駒ケ岳山頂を踏み下山。思い出深い山行になった。P9210261                        

P9210262 伊那名物ローメン

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無雪期登攀」カテゴリの記事

コメント

ブログ拝見させていただき、自分が登っているような気持ちになりました……
初めまして!
私は、昔赤蜘蛛同人の井上進と申します。
もし、暇がありましたら<赤蜘蛛ルート>の開拓当時をブログの<山登り>に載せてありますから見てください。ひらがなで『いのうえすすむ』で検索すると出ますので……

投稿: su- | 2009年10月11日 (日) 18時28分

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