« 11/2/7  中央アルプス  木曽奇美世の滝  | トップページ | 11/2/16 頚城海谷  烏帽子岳東稜 »

2011年2月14日 (月)

11/2/11-13 頚城戸隠  P1尾根~八方睨

 冬の戸隠に行ってみたいと会う人に声をかけてきたが、半月前に富山のwさんから行かないかと声をかけてもらった。戸隠と言えば、本院岳ダイレクト尾根と思い続けていたが、二人とも行ったことがない山域だったので、まずは概念把握の山行を組んだ。計画はwさんに組んでもらう。 雪山のバリエーションを学ばせてくれる素晴らしい山群だった。

メンバー w田、m本

天候  11日くもり一時雪  12日くもりのち雪  13日雪のちくもり

使用装備  50cmピッケル、バイル、60mロープ、スノーバー2本、シュリンゲ10本程度、捨て縄2本、ビーコン、他冬山基本装備

結果  11日「上楠川集落~P1尾根~P1直下」(行動時間7h)Tぶなの会さんのトレースをかりて、計画以上に進めた。下部雪壁では、雪崩を気にしながら慎重に登攀する。ジャンクション上部が実質核心だが、ナイフエッジの処理、塹壕を掘りながらの雪壁突破は、奮闘させられる(今回はTぶなの会さんが道をつけてくれていた)。オーバーハングした雪壁は初めての経験だった。戸隠の他のルートでアブミを使って雪壁突破したという記事が納得できる。ルート中に人工の支点などなく、Tぶなの会さん達は、スノーボラードで懸垂下降していた。幕営はP1直下。   12日「P1~西岳~本院岳~八方睨」(行動時間7h半)三連休は強い寒気に襲われるという予報で、11日夜シュラフの中であれこれ思い悩んだ。これから先にトレースはない。結局、寒気の合間を縫って行動できると判断して先に進んだ。この区間、西岳への登りで一か所、西岳から本院岳間のコル下降に2ピッチ懸垂下降するのにロープを出した。後は雪庇とルートファインディングに気を配りながらひたすらラッセルする。1980年2月にマイナーピークから本院岳の稜線上で、雪庇踏みぬき墜死事故があったが、現場はやはり地形が複雑だった。幕営は、稜線西側直下。風除けにブロックを積む。夕方頃から風、雪が強まり22時、0時、3時、6時の四回テント周りを除雪した。  13日「八方睨~奥社~上楠川集落」(行動時間7h)天気予報を聞いて、出発を11時頃に設定。八方睨コース下降を始めた。最初のナイフエッジを2ピッチで抜け、後はスタカットで4ピッチ下降。安全地帯に降り立った。   

感想  三連休は強い寒気の到来予報で、気持ちがめげかけたが、wさんと相談しながら予定通りの行程をこなせたのはとても嬉しい。天気が予想より悪くならず、私達の見方をしてくれた。この山行の充実感もあってか、社を中心とした戸隠の街並みがとても魅力的に感じた。この山群には、バリエーションルートが数多くあるので、今後も通いたいと思う。

P2110003_01 P1尾根取り付き前の雑木林。白樺とブナの木並みが美しい

P2110005P1尾根らしき尾根が見えてきた。下から西岳、本院岳を見上げた時、随分小さな山並みに感じたが、登るにしたがって印象が変わった。

P2110007 下部雪壁の出口手前から見下ろした。wさん、雪を削って突破に奮闘中。

P2110008 雪の壁がいたるところで行く手を阻む。

P2110010 これから核心部が始まる。Tぶなの会さんのルートを借りたが、なぜか難しくライン取りしていた。訓練のためかな。

P2110015幕営地から見下ろしたトレース。

P2120017 西岳からの下降は懸垂2ピッチ。

P2120018 八方睨。下降ラインは裏手。

Ca3a0053 奥社手前の門。まだ観光客が行き来していた。 

  

|

« 11/2/7  中央アルプス  木曽奇美世の滝  | トップページ | 11/2/16 頚城海谷  烏帽子岳東稜 »

雪山山行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1195559/38866729

この記事へのトラックバック一覧です: 11/2/11-13 頚城戸隠  P1尾根~八方睨:

« 11/2/7  中央アルプス  木曽奇美世の滝  | トップページ | 11/2/16 頚城海谷  烏帽子岳東稜 »